ビリヤードで負けたらビリやど。


私は高校時代、取り返しのつかないことをやってしまった。
あの事件以来、私の人生は大きく変わってしまったといっても過言ではなかろう。
その事件とは・・・名付けて「ピシャーン事件」
ぶっちゃけ他の人にとってはどうでもいい事件かもしれない。
しかし、私にとっては自分の人生を大きく変えた、いわば人生歴に刻まずにはいられない重大な出来事となったのである。


ではどんな事件だったのか、説明しよう。
あれは3年前の11月だった。私は高校1年生。
事件は、3時間目の数学の授業中に起きた。


私は授業がつまらなくて退屈していた。
そこで、憂さ晴らしになにかしようと考えた。
「そうだ、大声を出そう!」
私は大声を出すことにした。
・・・ホントにもう、アホかと。


教室が静かなときに大声出すのはさすがにマズい気がしたから、騒がしくなったら実行することにした。
先生が黒板になにかを書いてるときは、クラスのみんなが喋り出して教室が騒がしくなる。
ざわめきの中でさりげなくやればバレないだろう。これを狙った。


しばらくすると、先生が黒板に公式を書き始めた。
予想通り教室が騒がしくなってきた。
「今だ!!」
私は思いきり息を吸った。準備完了!

…待てよ、言葉を考えてなかった。
なんて叫ぼうか。うーん…もうなんでもいいや!

「ピシャーン!!!」
私は思いきり叫んだ。


まさかこの時、教室が静かになっていたとは思いもしなかった。
私が言葉を考えている間にすっかり騒がしさは収まっていたのである。


私の叫び声が教室全体に響く。クラス中の目線が私を串刺す。
「え…?」
気持ち悪い脂汗がどくどく出てきた。


次の瞬間、先生の怒鳴り声が教室に響いた。。。



・・・はい、これが「ピシャーン事件」です。
私と同じクラスだった人は覚えてるかな?さすがに覚えてねーよな^_^;


この時の私は世間を甘く見ていた。
私は先生に怒鳴られて初めて気付いた。世間は決して甘くないということを。
甘い考えを持っていた私を目覚めさせてくれる良い機会となった。
先生には感謝している。もちろんクラスのみんなにも。
今この場を借りて、お礼を言いたい。


僕のおしりプーさん!!!
bye☆^3^